準備をしよう
まずヒートマットを使用する場合に準備しておくとスムーズに施術が出来るアイテムをご紹介致します。
痩身目的でヒートマットをお使い頂く場合には必ずパラフィンシートとタオルシーツが必要となります。
ヒートマット自体は防水ではございますが、パラフィンシートを使わない場合ヒートマットの縫い目の部分などに汗がしみこみ、臭いの原因になってしまいます。
ですので、必ずパラフィンシートと一緒にヒートマットをお使いくださいませ。
マクラやフェイスタオルはお客様によっては必要のない方もいらっしゃるので必要な場合のみご利用くださいませ。
ヒートマットに入って頂く前に
ヒートマットはクライアントによっては1,000ml以上も汗をかきます。
これは真夏に屋外で運動して1時間のうちにかく汗の量と同じくらいの量です。
なので、沢山汗をかきすぎて脱水症状にならないよう事前にコップ1杯のお水を飲んでから入って頂くようにして下さい。
ヒートマットの準備
- まずベッドに厚手のシーツを敷いた上からヒートマットを頭分ずらして置きます。
- 次にヒートマットを開きます。
- 最初にパラフィンシートを敷きます。
- 次にタオルシーツをパラフィンシートの上に敷きます。
→タオルシーツを中に敷く理由はこちら
この状態でヒートマットの温度を上げてクライアントの用意が終わるのを待ちます。
- この状態でヒートマットの温度を上げてクライアントの用意が終わるのを待ちます。
- タオルシーツとパラフィンシートでクライアントを包み込みます。
このとき、首元から空気が逃げないようにキュッとするのがポイントです。
- ヒートマットの形状にもよりますが肩の部分と足元を内側に倒します。
- 直接ベッドに仰向けになるので姿勢が辛い場合は首元にクッションやバスタオルを丸めたものを首の下に置く事で改善できます。
ヒートマットに入った際に首元が少し空いて熱が逃げてしまう場合はフェイスタオルを縦に半分に折り、首の下に通しこのように首元に巻きつけてからマットをかぶせるとより効果的になります。
- そして、最後にヒートマットで包み込むと完成です。
タオルシーツを内側に敷く理由
- その① 低温やけどを防ぐ
- ヒートマットを長時間利用される場合、直接利用するとお客様によっては低温火傷をさせてしまう可能性がございます。その為にもタオルシーツを敷くことをお勧めします。
大柄なお客様でタオルシーツが巻きつけれない場合は上からさらに一枚、もしくは上に掛ける側のマットの温度を少し下げお使い下さい。
- その② 汗の不快感を防ぐ
-
パラフィンシートを直接身体に巻きつけてヒートマットに入った場合、大量の発汗により不快感から長時間ヒートマットに入れない方もいらっしゃいます。
その為に、出来れば一番内側にタオルシーツを敷いて寝心地や不快感を解消して上げる事をお勧めします。
- その③ 使用後のケアが楽
-
お客様によっては1,000mlも汗をかく方もいらっしゃいます。
もしもパラフィンシートに直接寝ていた場合、解いた瞬間に大量の汗が室内にこぼれてしまいます。
そうなった場合はヒートマットだけでなく室内の床も全て清掃しなければならなくなります。
そういった事を防ぐ為にもタオルシーツで汗を吸わせておく事をおすすめします。
ヒートマットの温度設定【発汗メニュー】
- ヒートマットの電源を入れて、まずは55-60度に設定しヒートマットが温まるのを待ちます。
- クライアントに入っていただいて最初は少し温かい程度でもOKです。
- マットに入って5分後に設定温度を65-70度にします。もしクライアント様が苦しいようであれば設定温度を少し下げる形となります。
- 20分~30分ほど入って頂く事で発汗している実感がわかるかと思います。
温度調節のポイント
痩身メニューの場合は最初から70-75度と高温設定でも問題ありませんが、ヒートマットに慣れていないクライアント様やサロン様の場合は、「最初は少し温かい程度にし、最後の10分で高温にして使う」やり方がクライアントも苦しく感じないのでしっかりと入って頂けます。
仕上げについて
ヒートマットでかいた大量の汗はサラッとしている事が多いのでおしぼりウォーマーなどで作った蒸しタオルで全身の拭き取りだけでも大丈夫ではございますが、シャワーがあった方がさっぱりして頂けるかと思います。
また、頭皮から汗をかくクライアント様も多いのでドライヤーの準備をしておくのも良いでしょう。
そして、最後にはお水ではなく出来ればミネラル分を摂取できるようスポーツドリンクをコップ1杯分飲んでいただく事で脱水症状を抑える事が出来ます。
MOCOエステからのアドバイス
発汗量は人によって様々です。なので、必ず事前にご自身で一度お使い頂き、どれくらいの温度でどれくらいの時間利用するとどれくらい発汗するのかを確認して下さい。
もしも冷え性の方は最初の温度を65度と5度だけ高く設定したり、逆に代謝の良い方は55度と少し下げてあげるのも良いかもしれません。
まずはご自身のデータを基準に温度調節をしてあげて下さい。